概要
製品の位置付け
図1は富士通さんのホームページから引用。基本的には数字が大きい方が高性能。
我々、一般ユーザーが購入するのに最適なモデルは2900番台, 3000番台の製品である。9000番台の製品はエンタープライズ向けのため、大きく重く、賃貸物件でスタックすると床が抜ける可能性が高い。
Cisco Catalyst 2960
Catalyst 2960 は、L2スイッチで中規模拠点向けである。ファミリーに2950/2940等のモデルがある。モデル番号が大きいほど発売日が新しい。型番の詳細は図1を見て欲しい。
中古製品を購入するときに必ず確認すべきなのは、モデルの種類とフィーチャーセットである。
なぜモデルの種類が重要かというと、GigabitEthernet(以下Giga)に対応しているかが分かるからだ。Giga対応のモデルは、L, CG, G, S, X, XRの4種類だけである。一方、無印, C, V2, S-F, +はGiga対応ではない。
フィーチャーセットが重要な理由は、使える機能が異なるからだ。VLAN数の上限や、IPv6のpingやtracerouteといった機能に対応しているか、などが異なる。
※+: FEモデル、S: Stack対応GEモデル、S-F: Stack対応FEモデル、G: GEモデル、V2: グリーン対応、PD: Poe受電対応モデル
Cisco Catalyst 3560
Catalyst 3560はL3スイッチで、オフィス向きである。他にも3850/3750/3650等のモデルが市販されている。数値の大きいモデルの方が、発売日が新しい。詳しい理由は分からないが、現役モデルは3560, 3650である。型番の詳細を図2に示した。
基本的な見方は2900番台と変わらない。
Cisco Catalyst 9200
Catalyst 9200もL3スイッチである。他には9300/9400/9500/9600等があり、発売日は同一である。2000, 3000 番台とは異なり、用途別で命名しているようである。型番は図3のようになっている。
一応、本記事で触れたCatalyst 2000/3000/9000 のほか、5000番台、6000番台スイッチもある。Catalyst 6500については議論が分かれるところで、Nexus 7000の方が最新規格に対応しているので使い勝手は良いようである。
参考文献
ルータの型番については、以下記事を参照。
・【型番の見方】中古のCiscoスイッチやルータの型番からスペックが分かる|IT Product(アーカイブ)