概要
Cisco Catalystスイッチ(PoE+対応)でYAMAHA WLX313を使用するためには、Catalystスイッチ側でLLDPの設定を有効にする必要があります。ただ繋いだだけでは使えません(図1)。
何をとち狂ってしまったのかCatalystスイッチでは独自プロトコルのCDPが走っており、これはLLDPと干渉します。したがって、CDP機能はオフにする必要があります。
YAMAHA WLX313のエラーメッセージ:
PoEの供給電力が不足(15W)しているため無線機能が無効になっています。
給電機器をIEEE802.3at(30W)対応のものに変更するか、WLX313専用のアダプターをご利用下さい。
手順
CDPを無効化し、それからLLDPを有効化します。
! CDP無効化
Switch# configure terminal
Switch(config)# no cdp run
! LLDP有効化
Switch# configure terminal
Switch(config)# lldp run
そしてしばらくすると、WLX313のPOWER LEDが橙色(点滅)から、緑色(点灯)へと変化し、802.3at(PoE+)での給電に成功したことがわかります(図2)。
参考資料
・IEEE 802.3at(PoE+)給電時の注意事項:Yamaha WLXとの接続はLLDP有効の設定必要|ネットワークエンジニアのメモ
→ ここからヒントを得ました
・CDPとLLDPの設定 – Catalyst|ネットワーク入門サイト
→ 設定例はここから拾ってきました